[識者の眼]“コスト削減”よりも“インテリジェント化”で考えよう

「無線ICタグを貼ると,現状のコストがこれだけ削減できる」という説明には無理があると思っている。そうではなく「今ある施設をインテリジェント化するとこんな価値がある。そのインテリジェント化のための手段はいくつかあるが,無線ICタグでやるとほかの手段に比べてこれだけコストを安くできる」と説明した方が理解を得られると思う。

インテリジェント化による価値は大体利益で評価されて、かつそれが今までは人手でやられていて。。。→「無線ICタグを貼ると,現状のコストがこれだけ削減できる」という結論になってるのではなかったでしたっけ?

インテリジェント化の効果は,最終的には「コスト面のメリット」となるのかもしれないが,むしろ価値は「自動化」にあると思う。例えば書店などで商品に無線ICタグを付けて,在庫管理や盗難防止に役立てるといった場合に,自動化→人員の削減→コスト削減と捉える向きもある。しかし自動化によって人員を減らし,コスト削減に結び付けるかどうかは経営者が決めることだ。

ああ、そこはもちろん分かっててって話ですね。えーっと、自動化のメリットってなんでしたっけ・・・?