「人間も関与するセキュリティ技術を」:東大・今井教授がヒューマンクリプトを提唱

「これからは機械だけに頼るのではなく、人を利用して情報セキュリティを達成する技術が必要となる」と今井氏はいう。

んんん。どういうことだろう。
今井先生の研究室の紹介を見てみると、

(14)ヒューマンクリプトに関する研究
 ヒューマンクリプトとは,人とコンピュータの関わりの部分における情報セキュリティ技術,特に暗号技術を言う.その中心となるのは,
①ユーザがコンピュータへのアクセスを安全にしかも容易に実現する暗号的技術(個人認証技術およびその利用技術)
②ユーザが暗号・認証システムを容易に使えるようにするヒューマンインターフェース技術
③暗号・認証システムがユーザの考えている通りに機能していることを保証し,またそれをユーザに適切に表示する技術
の三つと考えられる.本研究では,この中で最近研究が進展している個人認証技術について考察する.さらに,その一つとして,バイオメトリックスによる個人認証の暗号・認証インフラストラクチャへの導入ついて検討する.

ユーザーインターフェースの研究ということだろうか。今井先生の研究室は暗号系の話が中心だけど、それだけにとどまらないよ!というくらいの意味だろうか。